【イベントレポート】第17回九州・四国スカンビオカップ&ふれあいスポーツフェスタ2024 in 福岡大学

2024年12月1日(日)、福岡大学サッカー場にて、障がい者の社会参加促進やパラスポーツの普及を目的とした「ふれあいスポーツフェスタ2024 in 福岡大学」と「第17回九州・四国スカンビオカップ」が開催されました。全国から多くの選手が集まり、天候にも恵まれた中で盛大に行われました。

スカンビオカップとは?
スカンビオカップは、精神障がいのある方を対象としたフットサル大会です。大会出場を目標にすることで、選手たちは治療や服薬に前向きになり、集団行動を通じて貴重な社会経験を積むことができます。本大会では、九州6県(福岡、大分、宮崎、熊本、鹿児島、佐賀)と愛媛・広島から13チーム、約150人の選手が参加しました。
協賛企業様の協力を得て、福岡大学サッカー部の学生が運営やサポートを担当。選手たちは美しい芝のグラウンドでフットサルを楽しみました。

参加者の声
大会や体験会に参加した選手たちからは、以下のような感想が寄せられました:
- 「芝がきれいなグラウンドでサッカーができて楽しかったです。」
- 「試合前は緊張しましたが、楽しくプレイできました。車いすソフトボールも楽しかったです。」
- 「他チームの選手と交流できて良かったです。来年は優勝を目指します!」
- 「自分も練習を頑張り、もっと動けるようになりたいと感じました。」
選手たちのポジティブな声が多く、競技への意欲をさらに高めるイベントとなりました。

試合結果
今大会では、福岡大学病院を主体としたチーム「福大ファイヤーバード」が見事優勝を果たしました。優勝チームには、大分県宇佐市の原田工務店様より提供された「おか惚れ米」が贈られました。また、準優勝の「さん・さんプラザCLESAMIS」、3位の「amigo長崎」、特別賞の「jenerose広島」にも賞品が授与されました。
大会後のパラスポーツ体験会
試合終了後には、障がいの有無に関わらず参加できる「ブラインドサッカー・デフサッカー体験会」が開催されました。この体験会は、他の障がい者サッカー団体と連携し、福岡大学サッカー部の学生がサポートを担当しました。
- ブラインドサッカー:アイマスクを着用し、音を頼りにプレイする競技。視覚情報が遮断される中、音への集中力とチームワークが求められる特別な体験でした。
- デフサッカー:聴覚障がい者が行うサッカーで、ジェスチャーや視覚的なコミュニケーションの重要性を学べる内容でした。
さらに、車いすソフトボールや他のパラスポーツも体験でき、多くの参加者が楽しみながら新しいスポーツに触れる機会となりました。
イベントの意義
「スカンビオカップ」と「ふれあいスポーツフェスタ」は、障がい者スポーツの普及だけでなく、地域の絆を深める貴重な場です。障がいのある方々にとって、社会参加や交流の機会を提供する重要な取り組みとして、多くの人々に支持されています。

次回の開催に向けて
来年もさらなる交流と挑戦を目指し、スカンビオカップの開催が予定されています。選手たちの成長と新たな感動を期待するとともに、より多くの方々が参加できるイベントとなるよう、引き続き取り組んでいきます。